新見市文化財保存活用地域計画の策定に向けて
文化財を守り、活用していくために
新見市には多くの歴史・文化・自然などの文化財や伝統行事などの地域の宝が残されており、また豊かな自然を活用しA級の食材が生み出されています。一般に文化財というと、国・県・市などで指定・登録された重要文化財や天然記念物を連想しますが、身近な風景や郷土料理、道路の片隅に置かれる祠(ほこら)やお地蔵さんといったささやかであっても地域で大切にされているものも地域の宝として未来に継承すべき「文化財」に含まれます。その一方で、人口減少、少子高齢化などを背景に、文化財などが失われたり、継承が困難になったりしている現状があり、行政と文化財の所有者に加えて、民間事業者や一般市民も参加して地域総がかりで保存し、さらに観光や産業振興など地域の発展につながる資源として持続可能なツーリズムなどの活用を図っていくことが必要になってきています。
新見市では文化財の保存・活用に関する将来的なビジョンや具体的な事業などの実施計画を市民が一体となって定め、これにしたがって計画的に取組を進めることで、継続性・一貫性のある文化財の保存・活用が一層促進されるよう、令和4年度から3カ年をかけて、新見市文化財保存活用地域計画を策定することとしています。
文化財保存活用地域計画とは
「文化財保存活用地域計画」は、各市町村において取り組んでいく目標や取組の具体的な内容を記載した、市町村における文化財の保存・活用に関する基本的なアクション・プランです。※詳細は文化庁HP<外部リンク>をご覧ください。
計画策定の経過
■期間
令和4年度から6年度までの3カ年■内容
・新見市文化財保存活用地域計画策定協議会の開催・文化財調査
・市民アンケート調査
■委員
令和4年度委員名簿(PDF形式)〈令和4年度〉
○第1回 新見市文化財保存活用地域計画策定協議会開催日時 : 令和4年8月10日(水)
開催内容 :・新見市文化財保存活用地域計画について
○第2回 新見市文化財保存活用地域計画策定協議会
開催日時 : 令和4年12月18日(日)
開催内容 :・基本理念について
・市民アンケートについて
・未指定文化財調査について
○市民アンケート調査
実施日時:令和5年3月
○第3回 新見市文化財保存活用地域計画策定協議会
開催日時 : 令和5年3月22日(水)・26日(日)
開催内容 : 市内文化財の現地視察
〈令和5年度〉
〇第1回 新見市文化財保存活用地域計画策定協議会開催日時 :令和5年7月5日(水)
開催内容 :アンケート調査の結果
ワークショップの内容検討
関連文化財群について
基礎調査について
新見市の文化財
新見市には、166件の指定文化財と3件の登録文化財があります。文化財保存活用地域計画では、指定・登録されている文化財だけではなく、地域の宝として大切に継承されているものや風習・風景も調査対象とし、保存活用に取り組んでいきます。関連リンク
このページに関するお問い合わせ先
教育委員会教育部 生涯学習課
電話 0867-72-6147