「方谷山田先生遺蹟碑」が新見市指定文化財に指定されました
大佐小阪部の「方谷山田先生遺蹟碑」が、令和7年9月22日に開催された新見市教育委員会9月定例会の審議・議決を経て、新見市指定重要文化財に指定されました。これで新見市指定文化財は、重要文化財58件、重要無形文化財1件、重要有形民俗文化財2件、重要無形民俗文化財12件、史蹟名勝天然紀念物68件の計141件となります。
【概要】
1.指定番号:169
2.種別:重要文化財・建造物
3.名称:方谷山田先生遺蹟碑(ほうこくやまだせんせいいせきひ)
4.指定年月日:令和7年9月22日
5.所有者:新見市
6.所在地 :新見市大佐小阪部
7.構造・大きさ:石垣基壇、自然石製基礎石、花崗岩製オベリスク形石碑、全高7.5m
8.説 明:本碑は、山田方谷(1805~1877)が亡くなった小阪部塾跡に建てられた記念碑である。方谷は、晩年母の故郷である大佐で同塾を開き、門弟を育てた。明治10(1876)年6月26日、同塾において、枕元には板倉勝静から賜った短刀・小銃と王陽明全集が置かれ逝去した。その後、同地は荒野になり、方谷を記念するものもなかった。そのため、同塾を中心とした門弟や有縁者、賛助人の賛同を得て、明治27(1893)年に方谷の遺蹟を記念する石碑を建設することを決定した。石碑の銘文には、題字は勝海舟、撰文は方谷の高弟で・大正天皇の侍講の三島中洲、筆は貴族院議員の金井之恭で、倉敷の石工・藤田市太郎が作成し、明治42(1909)年に建てられた。

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