
事業計画の綿密さが、生活を左右。体は疲れるけど、気持ちはラクです。
古川 大輔さん
妻・夏子さん
- 職業
- ブドウ農家
- 年代
- 30代
- 世帯構成
- 夫婦
- 移住年月
- 2011年2月
1ヶ月の生活費
- 家賃
- 20,000円
- 光熱費
- 18,000円
- 食費
- 20,000円
- 通信費
- 25,000円
- 自動車/交通費
- 20,000円
- 現在の生活について
- 5月から7月は、ブドウの間引きなど、1年で一番忙しい時期です。毎日、日の出から日の入りまで立ちっぱなしですから体力的にはきついです。突然熱が出て、ギブアップしたこともありましたが、不思議とつらくはないんです。精神的なストレスがないので、気持ちはラクです。ここの豊かな自然も気に入っています。星空がとてもきれいで、大阪からの友人が来た時にも感動されました。そして、食べ物がどれもおいしいです。自分も野菜を作っていますが、木で完熟させたトマトの味に驚きました。スーパーで買ったトマトとは全く違う味です。
- 移住を検討されている方へのメッセージ
- 就農で移住するなら、しっかりとした事業計画が必要です。我が家の場合は、ブドウ棚の設備投資、農薬や肥料などの経費を、自己資金と借り入れでまかないました。ブドウの収入が安定するまでは、妻に外で仕事をしてもらうなどもすべて計画に入れていました。だから、「研修後の生活が大変」ということはありませんでした。田舎暮らしで気になるのは、地域の付き合いだと思います。私たちは、お祭りなど行事にはできるだけ参加しています。想定外だったのは、近隣の冠婚葬祭や付き合いに度々出費すること。でも、そんな都会との違いも楽しんでいます。