牧水二本松公園・若山牧水歌碑(ぼくすいにほんまつこうえん・わかやまぼくすいかひ)
江戸時代の備中・備後の国境には、若山牧水がこの地を訪れた際に詠んだ歌の歌碑が建てられています。
江戸時代の備中・備後(現在の岡山県新見市哲西町・広島県庄原市東城町)の国境にあたり、「二本松御番所」と呼ばれる番所がおかれていた二本松峠。当時はその名の由来ともなった大きな二本の松があり、駄菓子屋、旅龍茶屋などが立ち並ぶ小さな宿場のような趣があったそうです。
国境には、江戸時代に作られた国境標(新見市文化財)があります。
熊谷屋屋敷跡(新見市指定文化財)には、若山牧水親子3人の歌碑が建立されており、当時、牧水が宿泊した宿「熊谷屋」も現在は復元され、二本松公園が整備されています。
若山牧水がこの地を訪れた際短歌を詠んでおり、その時詠まれた歌の歌碑が建てられています。
「けふもまた こころの鉦(かね)を うち鳴らし うち鳴らしつつ あくがれてゆく」
「幾山河こえさりゆかば さみしさのはてなむ国ぞ けふも旅ゆく」