会場:まなび広場にいみ ギャラリー 入場無料
 
※休館日:15日(月)・22日(月)

私は彼らとともに歩いた
〜アフリカ系アメリカ人の公民権運動〜
奴隷解放宣言から100年、1963年8月28日アメリカ全土から250,000以上の人々がワシントンに集結し、人種差別反対を叫び、行進した。(ワシントン大行進)。この時、キング牧師のかの有名な“I have a dream”の演説が行われた。



トミコ・シラキガワ・コーエン
(ジャーナリスト)  プロフィール

 1936年鹿児島県生まれ。写真家として活躍。沖縄、アメリカ合衆国、アフリカ、メキシコ、キューバ等を取材のため歴訪。これらの写真を撮った翌1964年、アーロン・M・コーエンさんと結婚した。日本在住後、現在ご夫婦でニューパルツ在住。著書にChildren of Japan (Sterling Publishing, 1967), 『ユダヤ人の母として』(學生社, 1982)、『ジュウパニーズ』(學生社, 1992)などがある。2001年新見市来訪。

写真交流のいきさつ
 アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューパルツと新見市は1998年旧大佐町が姉妹都市提携を行って以来、さまざまな交流をしています。この度写真交流をすることとなり、今回の写真展はその第一弾となります。ニューパルツのエルティング図書館では、今年の2月5日から3月18日にかけてこの写真展が開催されました。

14:00〜
ギャラリートーク
(講師:尾山 誉)


演題:アフリカ系アメリカ人の文化について
歴史、黒人英語、ブルース音楽、ハーレムルネッサンス

先日、アメリカ合衆国で初のアフリカ系アメリカ人大統領が誕生した。このニュースを聞き、まず初めに思ったことは白人はこのニュースを聞いて何を思うだろうかということだった。この国では長期に亘って白人と黒人が対立し、特に南部州では1960年代に入ってからも黒人禁制の文字が街のいたるところに存在した。それから40年、合衆国の長としてアフリカ系アメリカ人が選ばれたのである。黒人がここまで来るのにどれだけの時を恐怖に慄き、どれだけの人が命を落としただろうか。今、キング牧師の“I have a dream”に向けてアメリカが大きな一歩を踏み出した。

14:00〜
ギャラリートーク
(講師:山内 圭)

演題:ニューパルツと黒人たち

 ニューパルツに関する黒人達を巡って話を展開します。ニューパルツ開拓時代の黒人奴隷、ヒューガノット・ストリートの外れにある黒人墓地、黒人奴隷出身の運動家(女性)で州立大学ニューパルツ校の図書館の名前にもなったソジャナー・トゥルースのこと、ニューパルツの「多様性と統一の日」について、マルコムXの娘が州立大学ニューパルツ校で学んでいたこと、など、ニューパルツと黒人の関連からさまざまなことを語りたいと思います。また、姉妹都市交流の写真交流の経緯や、ニューパルツの人たちが見るオバマ次期大統領についてなどにも触れてゆきたいと思います。

会場:まなび広場にいみ 小ホール