〈企画展〉「縄文土器やアマゾンの土器たちが語るもの」
日本唯一の現代縄文美術館!アートの根源から未来の創造へ!
新見市法曽猪風来美術館にて2月1日(水)より、『〈企画展〉「縄文土器やアマゾンの土器たちが語るもの」』が開催されます。世界各地で人類史古層の土器作りが復活し、現代の作家による再現・創作が行われています。こうした動きは原点回帰と共に未来を志向し新しい創造を模索する文化潮流となっています。今回メインのアマゾン土器(マラジョアーラ土器・タパジョニカ土器)の作者メストレ・カルドーゾさんは、先住民が作った通りの技法や材料を長年かけて調査・研究し先史土器の復興を成し遂げた名人で、すでに故人ですが他の追随を許しません。長年アマゾンの土器研究をしてこられた九州大学の古谷嘉章氏より昨年12点のカルドーゾ作の土器の寄贈を受けてこの企画が実現。
この企画展では再現復活したアマゾン(ブラジル)の土器-中南米土器-北米ホピ族の土器などに縄文土器を加えて一堂に展示し、世界的な視野で焼き物の原点にせまります。これらの土器は造形や世界観の表現が縄文土器と通底するものが垣間見えて興味深いです。
土器の再現を通して形や土器文様に込められた心を読み解き、そこからふたたび現代を展望して創作し未来に届けていく。アートの根源性がそこにあるのです。
どうぞご高覧ください。
ー出品作家ー
アマゾン(ブラジル)土器 メストレ・カルドーゾ
古代アメリカ土器 真世土マウ
北米ホピ族土器 ドロシー
縄文土器・土偶 猪風来・村上原野・土田哲也・兵頭百華
【開館時間】
9時30分~17時
【休館日】
・月曜日(祝日の場合は開館し翌日休館)
・2月は、月・火曜日
【観覧料】
一般 400円、高校生200円
【アクセス】
岡山から車で約90分
岡山空港から車で約70分
賀陽ICから車で約45分
新見ICから車で約30分
井倉駅からタクシーで約15分
■関連イベント
・座談会「土器たちが語るもの」(要観覧料、申込不要)
日時:2月23日(木・祝) 13:00~15:00
場所:猪風来美術館 企画展示室
出席者:古谷嘉章(九州大学名誉教授)
松本直子(岡山大学文明動態学研究所教授)
真世土マウ(岡山県立大学デザイン学部准教授)
猪風来(縄文造形家・猪風来美術館館長)